はいどーも!!
精神科看護師のささやんです。
今日は最近ハマっている漫画についてです。
看護師にとっても大事なものが詰まっていると感じましたので記事にしますね!
倫理は人間が生きていくうえで大切なことだと思います。
倫理とは???
倫理と聞くと、哲学的でとても難しいもの、というイメージを持っている人も多いことでしょう。
しかし、「倫理」の意味を正確に知れば、そのイメージは払拭されるのではないでしょうか。「倫理」とは、簡単に言うと、次のような意味を持っています。
つまり、社会生活を送る上での一般的な決まりごと、と捉えることができます。
(日本看護協会より)
看護師にも看護倫理があり、看護倫理綱領があります。
他にも医療倫理なんかもあったりします。
つまりそれだけ大事なものっていうことなんですね。
倫理について、説明すると何時間かかってしまうかわからないので、今回はこの漫画から、抜粋して印象に残った場面の記事を書いていきたいと思います。
倫理って知ってて役に立つの??
倫理は学ばなくても将来困ることは、ほぼない学問です。
しょっぱなから言っちゃってますやん!!
地理や歴史のように生活するで触れることは多くないし、数学のような汎用性も、英語のような実用性もありません。
そしたら倫理は何のためにいるの??
・この知識が役に立つ時が来るとすれば、『死が近づいたとき』とか
・倫理は主に一人ぼっちの時に使う。信じられるものがなくなり師が目前に迫った時、人は宗教による救いを求める『宗教とは何か?』
・人間関係がうまくいかない。他人を羨んで、妬んで、うまく生きることが出来ない。『より良い生き方を考える』
・悩みが絶えず苦しい・・・私は何のために生きている?『幸せとは何か』
・男はこうあるべきとか、女はこうしなきゃダメとか・・そんなこと誰が決めた?
『ジェンダーについて』
・「死にたい・・・」『いのちとは何か』
ここは今から倫理です。第1巻
こんなことを言われると、別に知らなくてもいいけど、知っておいた方がいい気がしませんか??
そして看護師にとっても(特に精神科看護師にとって)重要なことだとは思いませんか??
具体例で想像してみよう
それではここからは、読んでてハッとした出来事を書いていきます。
「誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている」
byショーペンハウアー(ドイツの哲学者。生の哲学の先駆者と知られている)
これは、作中で「自分のことを見下しているように感じた」といわれた時の先生の返しです。
「あなたの目には私が見下しているように見えるかもしれないが、世界中の人が果たして私の態度をそうとるだろうか・・・決めつけはいけませんね。」
人生を生きていく中で、看護師として働いている中でこう感じたことはありませんか?
他人に何か決めつけられて嫌な思いや感情を抱いたことがあると思います。
患者さんのケアでこうするのがいいに決まっている!!と思ったこと、
周りで言っている人を見かけたことがあると思います。
そんな時、倫理を意識していれば??
例えば、患者さんの食事について。
誤嚥の可能性がある認知症高齢者。食形態を粥食からミキサー食へ変更しました。
誤嚥性肺炎になる可能性があるんだから絶対食形態を変更したほうがいいよ!!
と思う方もいると思います。
それはスタッフの決めつけで判断していませんか??
もちろん命は大事ですし、誤嚥するのを予測できていながらも、食事形態を変更しないのは倫理的にどうなんだともなると思います。
ただ、患者さんの立場に立ってみたらどうでしょう。
こんなどろどろな食事出されて食べれるわけないわ。
と思っているかもしれません。
結果、食事がとれず、点滴が開始になったり、マーゲンを入れたり、胃婁を作ったりとなっていくかもしれません。
この状態は患者にとって有益なのでしょうか?
倫理的行動がとれているのでしょうか?
自身の看護観や本人・家族の希望、病院の理念、病棟(師長)の考え方、働いている職員の考え方・・・
環境で考え方は変わっていきますし、正解を見つけるのは大変な作業になります。
ただ、これらを考えるのを止めず、自分の中だけでなく、他社ともよく相談しあい、考え続けることが良い看護を実践していくうえで必要なことなのではないかと僕は思います。
働いているとどうしても患者ではなく、業務優先に動いてしまうこともあります・・・
患者ファーストで動けるように日々実践していきたいですね!!
ありがとうございましたm(_ _”m)
今後も倫理については何個か記事を書いていこうと思いますのでよろしくお願いします!!
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