はいどーも(^^)/
精神科看護師のささやんです!!
この記事では相手に伝わる技術を解説していきます。
決して話の盛る事や、無理やりイエスを引き出そうとする技術ではありません。
自分の思っていることがしっかりと相手に「伝わる」ようになる技術です!!
伝わり方次第でレスポンスや、患者の満足度、最終的には業務時間も変わってきます!
あと正直スタッフへの伝え方ってこんなに大事なんだって
看護主任になってから大事だと実感しました・・・
主任になる前は自分のコミュ力なら何とかなると思っていましたが、いざ実践してみるとなかなかうまく伝わらず孤立することも・・・(´;ω;`)
そんな体験したくないよ!!ってひとは必見です(笑)
参考にしたのはこちらの本です(^^)/
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則 [ 柿内 尚文 ] 価格:1540円(税込、送料無料) (2022/10/31時点)楽天で購入 |
相手に伝える技術を磨かなければと思い、この本を手に取りましたが読みやすいし、実践しやすいし、効果はあるしで、スタッフ間でのコミュニケーションで困っている人には、是非おすすめさせていただきたいと思います( ..)φメモメモ
この本から学んだこと看護の場でも生かしやすいように簡単に解説していきたいと思います。
伝わる技術を知ることのメリット
☆良いこと一覧☆
・問題解決の役に立つ
・余計なストレスが減る
・モテる様になる
・仕事相手に喜ばれる
・職場が楽しくなる
・すっきりする
・友達・恋人・夫婦関係が良くなる
・自己肯定感が高まる
ざっと上げてもこのくらいあります。
「伝わる技術」は「伝える」とはまた違った主観の話になります。
伝わるは相手主観。伝えるは自分主観です。
相手にも、自分にもいいことがある「伝わる技術」の中身を紹介していきます。
伝わらない=存在しない
まず、伝えたいことは相手に伝わらなければ、意味がない。
伝わらないことは、存在しない事と一緒なのです。
なのでしっかりと相手に伝えなければいけないということです。
よくゴマすりがうまいやつが出世して、まじめにコツコツ働いている人が出世できない・・・
なんてことを聞くと思います。
これは、コツコツやっている人の努力が伝わらなかったいい例です。
納得いかないかもしれませんが、こと「伝え方」という点では失敗しているのです。
人は伝えられたことで判断しているので、「言わなくても分かってくれるはず」という考えは捨てたほうがいいですね!!
例えば上司にアピールする時、おべんちゃらを言う必要はありませんが、自分の努力はしっかりと伝えられたほうがいいです。
自分の経験では、人事考課で上司との面談をしている時に、自分の納得がいかない評価がついたときはしっかりと相手に、「ここを頑張った!!」というのを伝えるようにしています。
上司は自分の仕事ぶりすべてを見ているわけではありません。
患者や家族との関り方、記録の質、スタッフへの指導、協調性、業務改善、日々のカンファレンスなど、上司が見ていないところで頑張っている部分はたくさんあると思います。
自分のしたことをしっかりとアピールをできるようになれば上司の評価も変わってくるはずです。
面談の時だけでなく、接触頻度を高めるというのも効果的です。
上司に報告や、相談をして、自分はこんなところを頑張っています。
こんなことを考えています、というのを伝えることで、記憶に残り、「できる人、考えている人」といったイメージが定着するのです。
これを伝えているのと伝えていないのとでは大きな差が出てきます。
そして、一度伝えただけで「伝わった!」と思うのは危険です。
一度で伝わらないけど、それでも伝えたいとき時は何度も伝えることが必要です。
人の記憶は20分後には42%忘れるというエビングハウスの忘却線というのがあります。
1日後には66%忘れて、1か月後には79%忘れると言われています
これだけ忘れてしまうということは、忘れられているというのを前提に、伝える頻度を高めていくことが大切ですね!
また、「伝える質」も同様に重要になってきます。
質の低い話を高頻度で話されても地獄ですよね・・・
量ととも質にも注意していきましょう!
伝わる構造
先ほど伝えるには質も大事だと書きました。
では質とはどのように確保するのか。
曖昧に言われても分かりませんよね?
そこで伝わる構造を紹介していきます。
①ゴール設定
「伝わる」にはゴール設定が重要です。
「何のために」というのを自分の中で把握しておきましょう。
②納得感
相手が納得する、腑に落ちることがあって初めて伝わります。
相手に納得感がないと伝わったことにはなりませんので注意が必要です。
③相手ベースで考える
そもそも「伝わる」というのは相手ベースの話です。
「伝える」というのは自分ベースです。
「伝える」はただ「言っているだけ」になってしまうのです。
自分ベースで考えている人は「あの人には何回も言ったのに」とか「あの人が悪い」など他罰的になっている人は見かけませんか?
そうゆう人は「伝え方」は下手な人です。
一方で伝え方が上手な人は、表現を変えたり、ほかの方法を試したりと伝えるための動きをします。
相手ベースで考えるのは一番大事かもしれません。
④見える化
伝わる=納得感を得る事
と説明しましたが
納得感を得るためには、相手の頭の中に「見える化」させることが効果的です。
頭の中にイメージしやすいように話すことです。
例えば、患者に事故が起きた時などは、見える化できるように記録を書くと状況も分かりやすいし、今後の予防にもつなげられると思います。どんな状況で転倒して、どんな風にぶつけて、どこをけがしたのかをイメージしやすいように書けば、記録を読んでいるスタッフも注意点が分かるし、医者も治療方針が立てやすくなります。
これが下手な人が書いた記録では何も伝わらず、同じ事故を起こしてしまう可能性がありますよね。
頭の中に見える化させるのが大事なのはそういうところです。
⑤聞く力
「返報性の原理」って聞いたことありますか?
恩を受けたら返したくなるという原理です。
恩を受けるだけだとなんだか気持ち悪い、、、
なので恩を返したくなるのです。
話を聞いたら、その分話を聞いてくれると思いますので、自分の話を聞いてほしいときは、まず相手の話を聞いて、聞き上手になりましょう!!
⑥親近感
親近感がなぜ大事なのか。
親近感の反対の嫌悪感を想像してみるとイメージしやすいです。
嫌いな人の話って正直、あんまり入ってこないんですよね。
嫌いな人が間違ったことを言ってなくても、納得しずらいし、認めたくないし、どこか言葉尻をとってやろうなんて思う人もいるとおもいます。
一方で、親近感がある人の話だと多少変なことを言っても相手を受け入れることができているモードになれば、思わず「そうだねー」とか言ってしまいそうになりませんか?
そのくらい親近感は判断を左右しています。
☆親近感のわかせ方
共通点を探し出す
相手に興味を示す
自分のダメをさらけ出す
笑顔
親近感がわくと自分の話を「聞く準備完了!」ってなるので是非親近感を縮めるためにも実践してみてください(^^)/
⑦信頼感
「この人が言うのであれば信頼できる」と思わせればこちらの勝ちで、ぐっと伝わる確率は上がります。
信頼感はなぜ大事なのか?
例えば、昔の有名な人が「失敗は将来への成功をつかむための準備だ」みたいな名言を残したとしたら「そうだよなー」と納得しやすいです。
しかし、あなたの周りにいる人で、いつも失敗ばかりしているやつが「僕がしている失敗は、いつか将来役に立つためのものです」みたいなことを言っている奴がいたら「はあ?」ってなりませんか?笑
信頼感があると言葉の重みや、伝わり方がこんなにも違ってくるんです。
伝わる技術の紹介3選
さて、色々な説明をしてきましたが、ここからは自分が思う使いやすくて大事な「伝わるためのテクニック」を紹介していきます。
①比較の法則
比較をしないとなかなか人に魅力が伝わりません。
魅力や価値というのは比較することで違いが見えて、明らかになります。
例:「この前の研究発表より良くなっているよ」「見た目はいまいちだけど味は抜群だよ」など
②フリオチの法則
伝え方のフリとオチは「振れ幅を大きくして、より価値を見える化する」ということです。
フリとオチの間に意外性や驚き、などがあると人の関心や興味が生まれます。
よく見るダイエットやメイク、整形などのビフォーアフターですごく変化している人なんかは典型的な例です。
あとはビリギャルのように、成績が悪いギャルが慶應に受かるとかもフリオチが効いていますよね!
例:「うちの子が医学部に受かったの」となるより、「うちの子クラスで一番偏差値低くて50くらいしかなかったのに、塾とかにも通わないで3か月で、医学部に受かったの」のほうが、すげーってなりますよね?
③結論の伝え方
結論ファーストと結論ラストの伝え方があります。
結論ファーストはよく言われていますよね。
結論が分からない話をだらだら聞くのってつらくないですか?
なので大体の話は結論ファーストで話してもいいと思います。
ただ結論を後にしたほうがいい時もあります。
例えば「厳しいことを伝えなければいけない時」や、「お客さんにサービスを伝える時」です。
相手が原因や背景が分からない段階でいきなり結論を伝えることでリスクがある時は「結論は後に」したほうがいいです
まとめ
色々書いてきましたが、伝え方の方法とか大事なところ、少しでもわかっていただけたでしょうか?
まず自分が伝え方の勉強をマスターしろよって話ではあるんですが・・・(´;ω;`)
ただこの技術とか考え方って知っていると上司の評価アップや周りからの信頼も得られるし、働きやすくなると思います。
スタッフを管理する立場になって伝え方でこんなにも変わるんだということを実感していますので、是非覚えていただきたいです。
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